今年4月から6月にかけての第2四半期の経済成長率は去年の同じ期間より7.2%伸びました。
韓国銀行が26日発表した、今年第2四半期の実質国内総生産の暫定統計によりますと、第2四半期のGDP=国内総生産は、去年の同じ期間と比べて7.2%成長し、この10年間で最も高い伸び率となりました。
第2四半期の経済が好調を見せたのは、民間消費と輸出が増えているほか、設備投資が増加して製造業生産が高い伸び率を示したためです。
製造業生産は機械、金属、自動車など輸出関連業種の好調で、去年の同じ時期より18%増加となり、一方、サービス業は3.7%の増加でした。
この反面、建設業は住宅建設を中心に去年に比べて0.5%減少し、1年6カ月ぶりに減少となりました。
韓国銀行の経済統計局長は「韓国経済は予想より早い成長を続け、金融危機以前の水準にまで回復しただけでなく、景気が拡張局面に差し掛かっている可能性をも示している」と分析しています。