故金大中(キム・デジュン)元大統領の1周忌を迎え、18日午前、ソウルの国立墓地の顕忠院で追悼式が行われました。
追悼式には、故金大中元大統領の未亡人李姫鎬(イ・ヒホ)女史を含む遺族や与野党の代表、政府関係者、スティーブンス駐韓アメリカ大使など各界の主要人物と市民などおよそ1000人が出席しました。
この席で故金大中元大統領の次男の金弘業(キム・ホンオプ)前国会議員は、「国と民族を最も大切にしていた父の意志と知恵を継承していくために努力したい」と、遺族を代表して述べました。
故金大中元大統領は、1924年に韓国南部の全羅南道(チョンラナムド)の島で生まれ、民主化運動に取り組みました。1980年に光州で発生した流血惨事の首謀者として軍事法廷で一旦死刑判決を受けましたが、その後釈放され、1997年の大統領選挙で15代大統領に当選し、2000年には南北間の平和に寄与した功労が認められ、ノーベル平和賞を受賞し、去年8月肺炎で亡くなりました。
一方、故金大中元大統領の1周忌前日の17日には、民間の団体が主催して、夕方からソウル広場で故人の冥福を祈る追悼祭が開かれ、政治家や市民などおよそ2000人が出席しました。