日本を経て韓国を訪問中のアメリカのアーノルド・シュワルツェネッガー・カリフォルニア州知事は、15日、韓国とアメリカのFTA=自由貿易協定がアメリカ議会で速やかに批准される必要があると強調しました。
シュワルツェネッガー州知事は、駐韓米国商工会議所とFTA民間対策委員会が主催する講演会で、「韓米FTAなど、3つのFTAがアメリカ議会で批准を待っている状態だ。アメリカ議会は、経済活性化のために速やかにこれらの協定を批准する必要がある」と強調しました。
そして、さらに、「FTAが批准されれば、輸出、生産、投資の増加だけではなく、現在アメリカで最も必要な雇用創出にもつながるだろう。アメリカが内需市場だけに目を奪われ、保護主義を強化すれば、経済的な自殺行為になる」と指摘しました。
また、日本でも視察してきた高速鉄道の問題にも触れ、「カリフォルニア州に建設される予定の高速鉄道の入札に韓国企業が参加し、選定されれば、よいパートナーになれるだろう」と述べました。
一方、シュワルツェネッガー州知事は、15日午後、李明博(イ・ミョンバク)大統領と会い、カリフォルニア州で建設される予定の高速鉄道事業に韓国企業が参加する方策などについて話し合いました。