国連軍が、韓国戦争の最中だった1950年9月15日に仁川(インチョン)沖から上陸し、ソウル奪還に成功した「仁川上陸作戦」から、今年で60周年に当たることから、国防部は、15日に仁川市一帯で記念行事を行いました。
これは、仁川(インチョン)市と海軍本部が主宰したもので、当時攻撃対象になった月尾島(ウォルミド)沖の海上と、作戦の指揮を取ったマッカーサー元帥の銅像がある仁川自由公園で、献花式が行われたほか、月尾島の親水空間で戦勝記念式が行われました。
戦勝記念式には、アメリカやイギリス、オーストラリアなどからの韓国戦争の参戦兵士や市民など2000人が出席し、犠牲になった戦友を哀悼しました。
この席で宋永吉(ソン・ヨンギル)仁川市長は、「自由と民主主義を守り抜いた参戦兵士の闘魂と犠牲のおかげで、韓国は目覚しく発展することができた。深く感謝の意を表したい」と述べました。
また、在韓アメリカ軍のシャープ司令官は、「韓国とアメリカの連合体制をさらに確固たるものにし、警戒態勢を保つ必要があり、いかなる挑発も撃退することを誓う」と述べました。
記念式の後には、仁川上陸作戦の再演行事が30分間行われ、続いて韓国とアメリカ軍の兵士800人と、参戦兵士、戦車などが参加する市街行進が行われました。