韓国軍とアメリカ軍の合同軍事演習が27日、韓半島西の西海で始まりました。
この合同軍事演習は、哨戒艦沈没事件を受けて7月に行われた大規模な合同軍事演習に続いて2度目となるもので、来月1日までの5日間、行われます。
今回の軍事演習には韓国海軍の駆逐艦2隻や護衛艦、哨戒艦のほか、P-3C哨戒機と潜水艦も投入され、敵を音波で探知して対潜ミサイルで撃破する演習が行われる予定です。
またアメリカ軍からはイージス駆逐艦2隻や潜水艦、哨戒機も参加することになっています。
今回の演習は当初、今月5日から行う予定でしたが、台風の影響で今月下旬に延期されていました。
合同参謀本部は、今回の軍事演習について、北韓に対する抑止力を誇示するために行うとしていますが、今年7月に行われた合同軍事演習「不屈の意志」に比べますと、軍事演習の規模が縮小され、演習内容は非公開で実施されることから、G20=金融サミットを前にして北韓と中国を刺激しないためではないかという観測が支配的です。