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北韓の外務次官 「核は放棄できない」

Write: 2010-09-30 11:06:15

国連総会出席のためにニューヨークを訪れている北韓のパク・ギルヨン外務次官は29日、核を放棄できないとする認識を示しました。
パク・ギルヨン外務次官は29日、国連総会で基調演説を行い、「我々の核兵器はほかの人を攻撃したり威嚇するためのものではなく、自己防御のための抑止力だ。先軍政治による強力な戦争抑止力がなかったら、韓半島はすでに数十回にわたって戦場と化し、地域の平和と安定は破壊されただろう」と主張しました。
そのうえで、「アメリカの核航空母艦が我々の領海の周辺を航海する限り、我々の核抑止力は決して放棄することなく、むしろ強化されるだろう」と述べました。
さらにパク・ギルヨン外務次官は、「責任ある核兵器国として我々はほかの核保有国と同等な立場で核不拡散と核物質の安全な管理のための国際的努力に参加したい」と述べ、核保有国であることを既定事実化しました。
パク・ギルヨン外務次官はまた、現在の韓国政府については、「統一と共同繁栄、和解に向けた前進である2000年と2007年の共同宣言を拒否し、反統一的で対立的ないわゆる'3段階統一案'で南北関係を断絶させている」と非難しました。
そして、韓国の哨戒艦沈没事件については、「天安(チョンアン)艦事件の真実はまだ明らかになっていない」と強調したうえで、「天安艦事件の機会を利用してアメリカと韓国は韓半島とその周辺地域で武力を用いた大規模な軍事的威嚇をしている。韓半島を含めた北東アジアで、アメリカは平和の守護者でなく破壊者ということを改めて疑いなく立証している」と批判しました。

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