日本植民地時代からおよそ100年間使ってきた地番中心の全国の住所表記が、来年7月から道路名中心の住所に変わることが決まりました。
行政安全部は、全国的に使われている地番中心の住所表記方式を来年7月から道路名中心の住所表記に全国的に切り替えると18日発表しました。
これによって住所の表記は、日本のように地区ごとに番号を与えている方式から、主な道路や建物の名称に番号をつける方式に代わります。
たとえば、KBSソウル本社の住所の場合、これまでのソウル永登浦(ヨンドンポ)区汝矣島(ヨイド)洞18番地から、来年7月からはソウル永登浦区汝矣公園路13に変わります。
新しい住所表記については、2007年に関連法律が施行され、一部の地域の道路ではすでに新住所を併記した道しるべが設置されています。
政府は、ほとんどの先進国では道路名を基準にして住所をつけているとしており、道路名住所に改めることによって、韓国を訪れた外国人の道探しが容易になり、警察や消防など緊急救助機関も事件や事故が起きた現場に到着する時間を縮めることができると説明しています。
行政安全部では国民の混乱を最小限にするため、インターネットのホームページを設けて新しい住所を案内するとともに、来月末までに各自治体で新住所の予備案内を実施し、来年7月に全面的に切り替え、2012年1月元日からは本格的に使用するとしています。