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中国の利上げ 韓国経済への影響は制限的

Write: 2010-10-20 15:56:24

中国が銀行の貸し出し金利と預金金利をおよそ3年ぶりに20日から利上げしたことを受けて、この日の韓国の株式市場は値下がりし、為替レートは10ウォン近くウォン安になるなど一時揺れる様子がみられましたが、次第に落ち着きを取り戻しました。
中国の中央銀行は19日、中国国内のインフレを防ぐために、銀行の金利を20日から0.25%引き上げるとする事実上の出口戦略を発表しました。
中国の利上げ発表の翌日の20日、韓国の総合株価指数(KOSPI)は、外国人投資家の売り注文が多くなって前日より13ポイント近く下がった1844.41で取り引きを開始しましたが、その後持ち直し、20日の終わり値は1870.44と前の日に比べて13.12ポイント上昇しました。
またソウル為替市場は、アメリカドル1ドルに対するウォン相場は前日より9ウォン50銭のウォン安の1140ウォンで取り引きが始まりましたが、終わり値は1126ウォン90銭で前日より3ウォン60銭のウォン高となりました。
また日本の円100円も1384ウォン74銭で、2ウォン21銭のウォン高でした。
これについて証券市場の関係者は、「中国は不動産市場の安定をねらって利上げしたもので、中国の金融市場の性格からみて、利上げの効果はさほど大きくない。韓国の証券市場が一時的に動いたのは、先週からの上昇に対する調整時期と中国の発表が重なったためで、その影響は大きくないと思う」と述べました。

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