消費者物価が20か月ぶりに4%台の上昇率となり、中でも野菜など生鮮食品は異常気象による作柄不振で49.4%も上昇し、統計をとり始めた1990年以来、最も高くなりました。
統計庁が1日まとめたところによりますと、10月の全体の消費者物価は去年の同じ期間に比べて4.1%上昇しました。
今年は8月までは2%台を維持していましたが、9月には3.6%になっていました。
中でも生鮮食品の指数は去年同期49.4%と、50%近くも急騰しました。
特に大根は2.7倍、白菜2.6倍をはじめ、ねぎ、トマト、にんにくなどは2倍以上もはね上がっています。
これについて企画財政部の関係者は「9月に続いて10月にも農畜水産物の値段が高くなって、物価を吊り上げた。10月中旬以降、白菜価格が落ち着きを見せ始めているので、11月の消費者物価の上昇率は3%台になるとみられる」と説明しました。