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日本政府 朝鮮王室儀軌など1205冊返還を決定

Write: 2010-11-09 10:43:07

日本政府は、植民地時代に韓半島から日本に持ち出された図書1205冊を韓国に返還することを決めました。
これは外交通商部の金星煥(キム・ソンファン)長官と日本の前原誠司外相が8日夜、電話で会談した結果、図書返還に関する協定の文案と返還の範囲について合意し、決まったものです。
協定文案では、韓半島由来の図書1205冊を協定発効後6カ月以内に引き渡し、両国間の文化交流の発展に向けて協力するとしています。
両国が返還に合意した図書は、日本の宮内庁に保管されている朝鮮王朝時代の国家行事を記録した「朝鮮王室儀軌」167冊、「大典会通」1冊、「増補文献備考」99冊、奎章閣(キュジャンガク)から持ち出された図書938冊と伝えられました。
しかし、朝鮮王朝の帝王学の講義書「経筵」と医学、慣習、軍の歴史を紹介した「帝室図書」は返還図書のリストから外され、民間が所蔵する文化財も返還の対象に含まれませんでした。
外交通商部の当局者は「今回の図書返還は、韓日強制併合100年に際し8月に日本の菅直人首相が発表した談話を着実に履行することで未来志向的な韓日友好協力関係を構築しようとする日本政府の誠意ある措置と評価する」と述べました。
両国は合意内容に基づき、法的効力を持つ協定を締結し、国会での批准などの手順を踏む予定で、日本の国会での批准手続きなどを考慮すると、図書の年内の返還は難しそうです。
日本の宮内庁には韓国の古書4600冊あまりが保管されているなど日本に残っている公式文化財は確認されたものだけで6万点を上回り、個人が保管しているものまで含めると30万点以上に上っています。

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