北韓を脱出して韓国に定着した北韓住民、脱北者数が2万人を超えました。
統一部は15日、「韓国に入国した北韓離脱住民が今月11日で2万人を上回り、15日現在では2万50人となっている」と発表しました。
脱北者数は、1948年に大韓民国が樹立されてから、軍事境界線や海の境界線を越えてきた北韓住民と、中国など第3国を経由して韓国入りした人々の数を合わせたもので、2007年からの3年間で1万人が韓国に入り、定着しています。
脱北者を地域別にみますと、中国と国境を接している咸鏡道(ハムギョンド)出身が77%、年齢別では20代から40代が75%を占めています。
玄仁澤(ヒョン・インテク)統一部長官は15日、脱北した青少年の教育施設を訪れ、「韓国で大きな夢を持って努力すればかなうという信念を持ってがんばってもらいたい。政府と国民は韓国にきた2万人あまりの皆さんの順調な定着に向けて今後も努力する」と述べました。