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現代建設の売却優先交渉対象者は 「現代グループ」に 

Write: 2010-11-16 13:50:07

経営難となって銀行の管理下に置かれている現代建設が、現代商船や現代峨山を有する現代グループに売却される見通しとなりました。
現代建設の経営については、アジア通貨危機によってグループが解体された際、故鄭夢憲会長が、現代商船、現代峨山と併せて、現代建設も経営することになりましたが、その直後に資金繰りが悪化し、結局、不渡りを出して債権団によって管理、再建が図られていました。
現代建設の売却作業を進めている債権団は、16日、現代グループと、現代・起亜自動車が提出した現代建設の買収入札書を審議した結果、現代グループを優先交渉対象者に、また現代・起亜自動車を予備交渉対象者に選定しました。
債権団は、今月中に優先交渉対象者の現代グループと売却に向けた了解覚書を締結し、本契約を経て、来年3月末までにすべての手続きを終える計画です。現代建設の売却をめぐっては、当初、現代財閥を創った故鄭周永名誉会長の次男の鄭夢九会長が率いる現代自動車が資金面で有利なことから優先交渉対象者に選定されるのではないかと予測されていました。
しかし15日に締め切った入札では、五男である故鄭夢憲会長の妻が会長を務める現代峨山の親会社の現代グループがより高い入札価格を提示したということです。
現代建設は、かつての財閥、現代グループの母体会社で、年間売り上げ10兆ウォン、韓国トップの総合建設会社です。かつての現代グループは韓国で1,2位を争う財閥でしたが、アジア通貨危機以後に解体されて、いまは会計を別にする4つのグループとしてビジネスを展開しており、現在の現代グループは、もともとの現代グループとは違うものです。

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