来年5月に開かれる麗水(ヨス)国際博覧会の組織委員会は、このほど北韓に公式招請状を送り、これに対して北韓は検討中のもようです。
麗水国際博覧会組織委員会が30日に明らかにしたところによりますと、政府は今月2日、パリに駐在する北韓代表部に、麗水国際博覧会に招待する内容の公式招請状を送ったということです。
そして先週姜東錫(カン・ドンソク)組織委員長らが博覧会国際事務局の定期総会に出席するためにパリを訪れたとき、「北韓当局が参加するかどうか検討しており、結論が出たらすぐに通知する」との返事を北韓側から聞いたということです。
北韓は2007年、麗水が世界博覧会の誘致に名乗りを上げていたとき、韓国を支持してほしいとの韓国側の要請を受け入れ、博覧会国際事務局に加盟しています。
統一部の関係者は、北韓が博覧会国際事務局の加盟国であることや、民間交流であることなどを考慮して、招請状を送ったと説明しています。
北韓の参加が決まれば、経済分野で南北関係を大きく進展させるきっかけになるものとみられます。