北韓の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長が17日、急死しました。
69歳でした。
北韓のメディアは19日正午に、一斉に「特別放送」を行い、金正日国防委員長が17日午前8時30分に現地指導に向かう途中、列車の中で過労のため急病で死亡したと伝えました。
死因は心筋梗塞とされています。
朝鮮中央通信は、「金正日国防委員長の疾病と死亡原因に関する医学的結論書」を発表、それによりますと、走行中の列車の中で重症急性心筋梗塞が発症、深刻な心臓ショックを伴い、即時にすべての救急治療対策が講じられたものの、17日午前8時30分に死亡したということです。
これで1994年に父親の金日成主席の死去を受けて、1998年に国防委員長に就任して以来金正日委員長による13年間の統治は幕を閉じました。
これを受けて大統領府・青瓦台は19日、国家安全保障会議を召集して正確な情報収集に乗り出しており、韓国の陸海空軍の全軍は非常警戒態勢に入りました。