韓国政府は、中国漁船の違法操業に対応するため、海洋警察の隊員に銃器の所持を許可し、違法操業が摘発された漁船については漁獲物と漁具を没収することにしました。
韓国政府は26日、違法操業中の中国漁船を取り締まる過程で、中国人船長が海洋警察の隊員を刃物で攻撃し、隊員が死亡する事件が起きたことを受けて、不法操業を根絶するための総合対策を発表しました。
それによりますと、中国漁船が取り締まりに協力せず、海洋警察の隊員を攻撃する場合、銃器を使用することを許可することにしました。
また、違法操業が摘発された場合は、これまで1億ウォンだった罰金を2億ウォンに増やし、漁獲物や漁具なども没収することにしました。
さらに、中国漁船の不法操業が広範な海域に渡っていることから、違法操業を取り締まるための警備艇を9隻に増やし、小型高速艇18隻は新型に交代することにしました。