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「FTA交渉開始に向けた手続き着手へ」 韓中首脳会談

Write: 2012-01-09 18:49:31

中国を国賓として訪問している李明博(イ・ミョンバク)大統領は9日午後、北京の人民大会堂で胡錦涛国家主席と、就任後6度目の首脳会談を行い、韓中FTA=自由貿易協定の締結に向けた交渉開始に必要な国内手続きをとることで合意したと、大統領府・青瓦台が明らかにしました。
両首脳は、韓国時間で午後5時半からおよそ1時間半に渡って単独首脳会談と、拡大首脳会談を相次いで開き、両国の経済協力を強化するため韓中FTAの交渉開始に必要な国内手続きをとることで合意しました。
これによって、韓国政府は、官報への掲載と公聴会の実施、FTA実務委員会・推進委員会の構成、経済長官会議での議決などを経て、中国との本格的なFTA交渉に進むものとみられます。
こうした手続きが順調に進めば、今年上半期にも両国による公式の交渉が始まりますが、韓国の国内世論がどう動くかによって交渉開始が相当遅れる可能性も排除できない状況です。
両首脳はまた、▼北韓の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長死亡後の東アジアの平和と安定のため「韓中戦略的パートナー関係」を持続的に発展させることや、▼先月末に韓国の排他的経済水域の中で違法操業の取締りをしていた海洋警察庁の警察官2人が中国漁船の船長に刃物で刺され、そのうち一人が死亡した事件と関連し、二度とこうした不祥事が起こらないよう緊密に協力することで一致しました。そして両国が国交を結んでから今年でちょうど20年になることから「韓中友好交流の年」と定めたのを機に、青少年交流など人と文化の交流をさらに拡大することでも意見が一致しました。
李明博大統領は、10日は、韓中両国の財界関係者らと懇談会を行った後、温家宝首相と会談し、韓国と中国のさらなる経済協力に向けた協力策について話し合う予定です。

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