アラブ首長国連邦（UAE）アブダビ首長国のムハンマド皇太子は17日、中東を訪れた金滉植（キム・ファンシク）国務総理とアブダビ国立展示場で会談し、必要な場合は韓国に原油を優先的に供給すると約束しました。
国務総理室によりますと、会談で金滉植国務総理は、ムハンマド皇太子に対し、アメリカがイランに対して取っている制裁措置の影響などで原油の需給が不安定になった場合の協力を要請し、これに対して、ムハンマド皇太子は「韓国に対するアラブ首長国連邦の答えは常にイエスだ。アラブ首長国連邦は韓国との関係を考慮し、必要な場合は韓国に原油を優先的に供給する」と述べたということです。
ムハンマド皇太子はそのうえで、「必要に応じて原油供給について話し合う両国間の協議チャンネルを設置し、議論を進展させる必要がある」と述べたということです。
一方、知識経済部の洪錫禹（ホン・ソクウ）長官は18日、ソウル大韓商工会議所の主催で開かれた懇談会に出席し、「アメリカのイランに対する制裁措置で、イランに輸出する韓国企業の経営が悪化するおそれがある。イランへの輸出が完全に禁止されることがないよう、アメリカと緊密に協議していきたい」と述べました。