整形手術や健康診断のため韓国を訪れた外国人が支出した医療費用が去年、1億ドルを超えました。
韓国銀行がまとめた国際収支の統計上の医療観光収入によりますと、去年、外国人による医療観光収入は1億1600万ドルと、統計を取り始めた2006年以後、最も多くなっています。
これは、外国人観光客がウォンに両替する際に明らかにした旅行目的やクレジットカード決済の使用先を土台に集計したものです。
一方で、韓国人が海外で使った治療目的の医療費用は1億900万ドルで、医療観光収支は去年、史上初めて黒字となりました。
韓国銀行の関係者によりますと、日本や中国から整形手術などのために韓国を訪れるケースが多くなっているということで、中国駐在の韓国大使館が去年発給した医療観光ビザは全部で1073件と、前の年より3.8倍増加しています。