中東4か国を訪れている李明博（イ・ミョンバク）大統領は8日、サウジアラビアに対して原油の安定供給を要請しました。
李明博大統領は8日、サウジアラビアの首都リヤドでヌアイミ石油鉱物資源長官と会談し、アメリカの対イラン制裁措置と関連し、非常時には原油を安定的に供給してほしいと要請しました。
これに対し、ヌアイミ長官は、「韓国から要請があった場合、原油供給を追加するなどの支援策を積極的に検討する」と述べました。
会談ではまた、サウジアラビアのエネルギー開発関連の大型プロジェクトに韓国企業が参入できるようにする案についても話し合われました。
李明博大統領は8日午後には両国の企業家に会って、防衛産業や住宅建設などの分野での協力拡大を求める予定です。
李明博大統領はさらに、8日夜にはサウジアラビア最大の文化祭りに主賓国の首脳として出席し、その後、アブドラ国王と首脳会談を行います。
会談で李明博大統領は、アメリカの対イラン制裁と関連した国際原油市場の動向などについて意見を交わし、非常時の原油の安定供給を改めて要請するものとみられます。