4月の総選挙を前に国会議員の定数をめぐって与野党間で駆け引きが続いている中で、中央選挙管理委員会は、ことし4月の第19代総選挙に限って、国会議員の定数を現在より1議席多い300議席とする案を提示しました。
中央選挙管理委員会は、21日、与野党の指導部に対して、選挙区を増減する問題で与野党が対立し、選挙区の画定が決まらない現状を打開するため、韓国中部に建設している新しい行政都市、世宗(セジョン)市の選挙区を新設するという意味から、今回に限って議席数を300議席とすることを提案しました。
これに対して与野党はともに検討する意向を示しており、結果が注目されます。
現在、与野党は、ベッドタウン化によって有権者がいちじるしく増えている京畿道坡州(パジュ)市、江原道原州(ウォンジュ)市、新都市の世宗(セジョン)市に1議席ずつ、合わせて3議席を増やすことについて合意していますが、有権者が減ったため統合すべき3選挙区については双方の意見が分かれています。国会議員定数は、第13代国会で299人に決まった後、第16代国会で一時273人に減らされましたが、その後、第17代国会から現在の第18代国会に至るまで再び299人に増やされています。