朴熺太(パク・ヒテ)国会議長が、2008年に行われた与党ハンナラ党の代表選挙で議員らに票を買収したとして、21日、政党法違反の罪で在宅起訴されました。これで朴熺太国会議長は、被疑者として法廷に立つことになりました。
現職の国会議長が起訴されたのはこれが初めてです。
2008年の与党ハンナラ党の代表選で党代表に選ばれた朴熺太氏側が、議員らに金品を渡した疑惑について捜査しているソウル中央地方検察庁は21日、朴熺太国会議長と、当事の選挙運動を主導し買収工作の指揮をとっていた大統領府青瓦台の金孝在前政務担当首席秘書官ら合わせて3人を在宅起訴しました。
検察は、朴熺太国会議長が、2008年7月に、同じくハンナラ党の高承徳(コ・スンドク)国会議員に現金300万ウォンが入った封筒を渡したのは、政党法違反の罪に当たるとしています。
ただ、在宅起訴とした理由については、証拠が認められる犯罪容疑に限って起訴の水位を決めたとしており、朴熺太氏が辞任を表明していることを考慮したとしています。