ここ数年間にわたって金の国際価格が右肩上がりの上昇を続けていることから韓国では4年ほど前から金の密輸出が密輸入より多くなっていることが分かりました。
関税庁が6日、発表したところによりますと、2004年から8年間に、金を、違法に海外に持ち出したり、国内に持ち込んだりして摘発された件数は合わせて139件、金額にしておよそ1786億ウォンに上っています。
このうち、2007年までの摘発はすべてが密輸入だったのに対して、2008年以降はすべてが密輸出だということです。
関税庁では、2008年以降、金の国際価格が国内価格より高く形成されたため金の密輸出が密輸入より多くなっていると話しています。
金の主な密輸出先としては、中国が27件と最も多く、続いて香港、日本、ベトナムの順となっています。