4月の総選挙に向けて、与党セヌリ党は3回目の公認候補名簿を発表し、野党民主統合党は党内選挙によって候補を決める選挙区4か所を発表しました。
このうち、セヌリ党は7日、ソウル市や釜山(プサン)市など、合わせて16か所の公認名簿を発表しました。
関心が寄せられていた東大門(トンデムン)乙区では、自身の去就を党に一任していた洪準杓(ホン・ジュンピョ)前代表が公認候補に決まりました。
東大門乙選挙区は野党が強い地域であるため、洪準杓前代表ほど競争力を持つ候補はいないという判断が働いたものとみられます。
また、2回目の発表で、李明博(イ・ミョンバク)大統領に近い人物がほとんど外されたことを意識してか、今回の名簿には李明博大統領に近い人物も多数含まれました。
一方の民主統合党は、党内選挙によって決める選挙区4か所と、その候補者を発表しました。
このうち、1か所は、野党・統合進歩党の李正姫(イ・ジョンヒ)代表が立候補している選挙区で、野党連帯が実現した場合、統合進歩党の李正姫代表を含めた党内選挙の方法をどうするか今後検討する必要性が出てきました。
民主統合党は、これで全国地域区246か所のうち、戦略推薦地域や野党連帯を念頭に置いた選挙区など31か所を除くすべての地域の公認候補を確定しました。