ウラン濃縮活動の一時停止に合意した北韓への食糧支援について話し合う、アメリカと北韓の協議が7日、中国の北京で始まりました。
米朝両国は、会談の場所や日程について一切公開していませんが、北京の消息筋によりますと、両国は先月行われた3回目の米朝協議と同じく、北京にある両国の大使館で協議を行うということです。
協議には、アメリカ国務省のロバート・キング北韓人権特使と北韓外務省のアン・ミョンフン米国局副局長が出席し、支援食品の輸送方法や時期、配分のモニタリング方法などについて最終的な調整が行われるものとみられます。
アメリカは、先月末に北京で行われた3回目の米朝協議で、北韓に対し、24万トンの栄養食品を支援することを約束しています。
アメリカのキング北韓人権特使は、協議の前に「援助が北韓住民にきちんと届けられるか、確認しなければならない」と述べており、両国が配分のモニタリング方法などをめぐって合意にこぎつけられるかどうか注目されます。