中国政府が、韓国最南端の島、馬羅島から南西149キロにある岩礁の離於島について、自国の管轄海域の一部だと主張したとする中国メディアの報道と関連して、外交通商部は12日、中国大使館の政務担当者を呼び、事情を聞きました。
外交通商部の関係者は、中国大使館の政務担当者を呼んだのは、事実関係を確認するためで、中国政府の公式の立場を確かめた上で、今後の対応を考えていくとしました。
中国大使館の政務担当者は、韓国のメディアのインタビューで、離於島は中国の排他的経済水域に属しており、韓国が科学研究基地を建設して運用していることについて継続して抗議してきたという立場を示したということです。
韓国は、離於島は韓国最南端の馬羅島から南西149キロ、中国最東端の童島から247キロ離れており、韓国により近く、排他的経済水域の確定交渉が始まった1996年以前から韓国側が管轄してきた海域だとしています。