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国連人権理事会で南北が小競り合い

Write: 2012-03-13 15:00:36

北韓の人権問題について話し合うジュネーブでの国連人権理事会で12日、韓国の国会議員団と、北韓の政府代表団との間で、小競り合いの騒ぎがありました。
同行取材した報道陣によりますと、会議では、国連人権理事会のダルスマン北韓人権担当特別報告者が、脱北者の安全と保護について強い懸念を表明し、強制送還の禁止原則を遵守すべきだとする考えを強調したのに対し、北韓のソ・セピョン国連大使は、「ダルスマン特別報告者の報告は、でっち上げの政治的策動だ」として反論したということです。
そして会議場を離れようとしたソ大使に、韓国の国会議員団が対話を試みて近寄りましたが、ソ・セピョン大使は応じませんでした。
このため与党セヌリ党の李恩宰(イ・ウンジェ)議員(60)が、北韓のソ・セピョン国連大使の腕をつかみ、他の議員らとともに「脱北者を北韓に強制送還してはならない」「脱北者を弾圧するな」などと叫びました。
北韓のソ大使は国連の警備員の保護を受けて議場を出て行きましたが、同時に韓国の議員2人は、ソ大使に身体的な脅威を加えたとして会場から退去させられ30分あまり隔離されたということです。
この騒ぎで議事の進行が一時中断するなどの混乱もありました。

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