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李大統領 「ミサイルの射程延長、韓米が協議中」

Write: 2012-03-22 10:17:36

韓国とアメリカが、韓国の弾道ミサイルの射程距離を伸ばすための協議を進めていることが分かりました。
李明博(イ・ミョンバク)大統領は、ソウルで開催される核セキュリティ・サミットを前に21日、内外の記者団と会見し、
「韓国の弾道ミサイルの射程距離を300キロに制限することはもはや限界がある」と述べ、韓国とアメリカが、ミサイル協定の改訂に向けて協議を行っていることを明らかにしました。
李明博大統領はこの中で、「北韓の弾道ミサイルは韓国最南端の島、済州島にまで到達するので、北韓全域が攻撃範囲に入るよう、韓国の弾道ミサイルの射程距離を延ばす必要がある。こうした点についてはアメリカも理解を示しているので近く協議が妥結するものと期待している」と語りました。
こうした李明博大統領の発言は、アメリカがこれまで、中国を刺激し兼ねないとして難色を示していた韓国の弾道ミサイルの射程を1000キロに伸ばすミサイル指針の改訂に、韓米の間で意見の歩み寄りがあることをほのめかすもので注目されています。
韓国は2001年にアメリカと締結したミサイル指針で、弾頭の重量が500キロ、射程300キロ以上のミサイルを保有することが禁じられています。
一方、北韓は、3年前に発射した長距離ロケットが3200キロ以上を飛行し、弾道ミサイルの射程が韓国の10倍を超えています。
韓国の軍関係者は、韓米間でミサイル指針が改訂されれば、韓国も1-2年以内に射程を1000キロにまで延ばせるとしています。

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