メニューへ 本文へ
Go Top

「北韓の脅威と挑発に断固対応」 韓米首脳会談

Write: 2012-03-25 19:36:19

李明博(イ・ミョンバク)大統領は25日、核セキュリティサミットに出席するため、韓国を訪れているアメリカのオバマ大統領と大統領府・青瓦台で首脳会談を行い、北韓が人工衛星を打ち上げるとしている計画を撤回するよう求めるとともに、北韓のいかなる脅威や挑発に対しても断固とした態度で緊密に対応することで合意しました。
そして北韓が核やミサイルの開発を断念すれば、韓米両国をはじめ国際社会が北韓住民の暮らしを改善するために必要な支援を提供するよう努力していくことになりました。
また両首脳は、2009年6月に採択された「同盟未来ビジョン」に基づいた韓米戦略同盟が韓半島の枠を超えて、東アジアや国際社会でも多様な協力によって発展していると評価しました。
そして今月15日に発効した韓米FTA=自由貿易協定については、両国で雇用を創出し貿易と投資を拡大できるよう、両国の閣僚級による共同委員会を早期に開催して協議に入ることで合意しました。
さらに、このところ大幅に値上がりしている国際原油価格が、世界経済の回復にとって障害にならないよう、原油価格の安定に向けて協力を強化することで一致しました。
会談の後、両首脳は共同で記者会見し、この中でオバマ大統領は「北韓のロケット発射は自らの約束違反で、周辺国との間で孤立をさらに深めることになる。 この問題については核セキュリティサミットでも意見を述べるつもりである。 北韓が先月の約束を守らなければ、北韓への食糧支援は難しくなる」と強調しました。
オバマ大統領はまた「韓米FTAによってアメリカでは7万人の雇用が創出されるなど多くのメリットが期待される」とし、さらに韓米同盟に関連して「アメリカは国防予算を削減したがアジア太平洋地域への影響はない」と述べました。
一方、李明博大統領は「韓半島有事の際の作戦指揮権をめぐる調整や、両国の国防長官と外相による『2+2会談』開始など韓米が緊密に政策協調を行って、北韓に対する抑止力を強化し、未来志向的な同盟関係をさらに発展させていくことになった」と強調しました。
オバマ大統領はこれに先立って、25日正午過ぎ南北を隔てる非武装地帯(DMZ)を視察し、警備に当たっているアメリカ軍将兵とともに双眼鏡で北韓側を見て、「自由と繁栄の面で韓国と北韓ほど克明な差があるところはない」と感想を述べました。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >