核セキュリティサミットが26日午後からソウルで始まります。
今回のサミットには、53ヶ国の首脳と首脳級代表、国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長など、四つの国際機関の長が出席します。
一つの国で開かれるサミットにこれだけ多くの首脳が出席するのは初めてです。
サミットでは、核物質の除去、原子力発電所の管理体制の強化、核物質の違法な取り引きの防止などを盛り込んだ「ソウル宣言」が採択される見通しです。
また、今回のサミットでは、北韓が来月15日に人工衛星を打ち上げると予告していることを受けて、核問題や長距離ミサイルの発射についても議論が進められる見通しです。
本格的な議論は27日に行われる予定です。
本格的な議論に先立って、李明博大統領は26日、中国の胡錦涛国家主席、ロシアのメドベージェフ大統領と別途会談する予定ですが、ここでも北韓への適切な対応を訴えることにしています。