北韓は事実上の長距離ミサイルとされているロケットの打ち上げに合わせて、3回目となる核実験を行うための準備を進めていることが分かりました。
北韓の消息筋が8日、明らかにしたところによりますと、最近、商業衛星で撮影された北韓の映像から、北韓がこれまで2回の核実験を行った咸鏡北道(ハムギョンプクト)吉州(キルジュ)郡豊渓里(プンゲリ)の核実験場の敷地内で、前の核実験で使われた2つの坑道とは違う3つ目の坑道が掘られていることが確認されたということです。
この消息筋はまた「北韓は前の2回の核実験でも、まずロケットを打ち上げてからその数か月以内に核実験を行っており、今回もロケットの打ち上げに合わせて核実験を行う可能性が高い」と説明しています。
北韓は2006年7月に長距離ミサイルの発射実験を行い、その3か月後の10月に1回目の核実験を行いました。また2009年4月にも長距離ミサイルの発射実験を行ってその1か月後の5月に2回目の核実験を行っています。
北韓は今週12~16日の間にロケットを打ち上げると予告しています。