メニューへ 本文へ
Go Top

前放送通信委員長の崔時仲氏 流通団地から収賄の疑い 

Write: 2012-04-24 08:51:39

ソウル南部に計画されている複合流通団地、「パイシティー」の開発にともなう許認可で、放送通信委員会の崔時仲(チェ・シジュン)前委員長が巨額の賄賂を受け取っていたとされる疑惑について、大検察庁中央捜査部は19日、パイシティーの家宅捜索を行い、関係者を逮捕して捜査を進めています。
パイシティー開発事業は、ソウル市瑞草(ソチョ)区良才(ヤンジェ)洞の旧トラックターミナルの敷地およそ9万6000平方メートルに、百貨店やオフィスビルなどを新築するもので、2兆4000億ウォンをかけて大規模な複合流通団地を建設します。
しかし施工会社の株式会社パイシティーが事業の遅れや融資金の返済などで資金難に陥ったため、去年10月に会社更生法の適用を申請し、去年12月、ソウル中央地方裁判所から更生計画案が認可されました。
大検察庁中央捜査部は19日、許認可にともなう贈賄の疑いでパイシティーを捜索するとともに、この会社の前代表から「2007年から2008年にかけて崔時仲前委員長に対して許認可を得る見返りとしてブローカーを通じて数十億ウォンを渡した」という供述を得ました。このため中央捜査部は21日、このプローカーをあっせん収賄の疑いで逮捕する一方、崔時仲前委員長を出国禁止にする措置を取りました。
崔時仲氏は23日、テレビ局の質問に対して、「金を受け取ったが、口利きの見返りではない。2007年の大統領選挙の際、世論調査の費用に使った」と話しており、金を受け取ったことを認めています。
大検察庁中央捜査部は、近く崔時仲氏を呼んで取り調べますが、崔時仲氏は李明博(イ・ミョンバク)大統領の政治的助言者ともいわれており、捜査が大統領選挙の選挙資金にまで及ぶのかどうか注目されます。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >