政府は、来年度予算案編成の基本原則を、▼均衡財政の回復、▼働く福祉、▼持続可能な成長を実現できる財源の配分とすることを決めました。
企画財政部は24日、こうした内容の2013年度予算案編成と基金運用計画案の作成指針を発表しました。
それによりますと、政府は、財政の支出と収入が均衡する均衡財政の回復によって、未来への対応力を高めることを来年度予算案の最優先課題に掲げました。
企画財政部のキム・ドンヨン第2次官は、「二度にわたる世界的な経済危機や海外依存度の高い韓国経済の構造からみて、新たな未来危機に対応する対応力を確保し、高齢化や南北統一にも徹底的に備える必要がある」としています。
また「国際的な信用格付け会社のムーディーズが韓国の格付け見通しを上方修正する際に、財政の健全性を最も大きな要因と判断したことをあげ、内外に均衡財政の約束をアピールすることが重要だ」と強調しました。
企画財政部は、6月20日までに各部署から来年度予算案の要求書を受け付け、これをもとに来年度予算案を編成し、閣議審議を経て9月の通常国会に提出する予定です。