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BSE調査団が出発 米国産牛肉安全性を確認へ

Write: 2012-04-30 12:56:48

アメリカでおよそ6年ぶりにBSE(牛海綿状脳症)に感染した牛が発見されたことと関連して、韓国政府の調査団が30日、アメリカに向けて出発しました。
農林水産食品部によると、調査団は公務員、大学教授、消費者団体や関係機関の代表など、9人で構成されています。
調査団はアメリカ農務省やアイオワ州の国立獣医学研究所、飼料工場などを訪問し、「今回の感染牛は肉骨粉飼料による典型的BSEではなく『非定型』の限定的なものだ」とするアメリカ政府の発表内容を確認する予定です。
ただ、感染牛が発見された農場の訪問は、農家が受け入れを拒否しており、実現しない見通しです。
今回の調査団については、メンバーが公務員の他、政府寄りの学者や団体の代表で構成されており、客観性に欠けるという指摘が出ています。
また、実際に訪問して調査できる対象が限られており、実効性に疑問を投げかける声も出ています。
ソウル大学のウ・ヒジョン教授は、「韓米間の牛肉輸入条件は、感染牛が発見された場合に調査団を派遣しても、調査の対象を独自に指定することはできず、アメリカ政府が指定する対象だけを調査することになるので、実効性に限界がある」としています。
一方、インドネシアに次いでタイがこのほどアメリカ産牛肉の輸入停止措置を取りました。

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