警察は、車の運転中にDMBで放送を視聴していた場合、法律に基づいて処罰できるよう道路交通法の改正を進める方針です。
韓国では、運転中のDMB放送視聴は、去年改正された道路交通法で禁止されていますが、違反した場合の処罰規定がないため警察の取り締まりに限界がありました。そして今月1日、韓国南東部で運転中にDMBを視聴していたトラックの運転士が自転車で前を走っていた女子サイクル選手団に後ろから衝突し、3人が死亡、4人がけがを負う事件が発生したことを受けて、処罰規定を設けるべきだとする声が上がっていました。
このため警察は、5月30日に任期が始まる第19代国会で、DMB放送を視聴しながら運転した場合、最大で7万ウォンの罰金を科するよう道路交通法を改正する計画です。
また個人が取り付けたナビゲーションなどDMB受信機能のある端末機についても、移動する際は映像送出を規制できる機能を備えるよう義務付け、違反した場合は、同じく処罰できるようにする計画です。