大統領の指名と上院の同意によって終身制で任命されるアメリカ連邦地方裁判所の判事に、3人目の韓国系アメリカ人弁護士が任命されました。
アメリカ連邦上院は、7日、今年44歳のシカゴ出身の韓国系アメリカ人、ジョン・リー(韓国名イ・ジフン)弁護士をアメリカ連邦裁判所イリノイ北部地裁(シカゴ連邦裁判所)の終身判事として任命することを承認しました。
リー弁護士は、1960年代にドイツに派遣された鉱夫の父親のイ・ソングさんと看護士のイ・ファジャさんの長男で、ドイツで生まれ、生後3か月から5歳までは韓国で祖母に育てられました。
1970年代初めに家族とともにアメリカ・シカゴ北西部の郊外に引越し、シカゴで小中高校を出た後、ハーバード大学とハーバードロースクールを卒業し、法務省環境資源局の法廷弁護士を経て、検察庁長の特別補佐官を務めました。ジョン・リー氏は、現在、シカゴ郊外で、医師の妻と2人の子供と一緒に暮らしています。
アメリカ連邦地方裁判所の終身判事に任命された韓国系アメリカ人は、ジョン・リーさんが3人目です。