連日真夏日が続き、冷房機器の使用が大幅に増え、電力不足が心配されていることから、停電に備えた非常訓練が21日初めて行われました。
韓国では、ソウルをはじめ、全国各地でこのところ日中の最高気温が30度を上回る真夏日が続いています。
気象庁によりますと、高温で乾燥した気団を伴うオホーツク海高気圧が張り出し、梅雨前線を押し上げる北太平洋高気圧の勢力が弱まっているため、来週も全国のほとんどの地域で30度を上回る厳しい暑さが続く見込みで、梅雨入りも7月初め頃に遅れるということです。
早くからやってきた真夏並みの暑さで、電力使用量が大幅に増加し、電力不足が心配されていることから、韓国政府は21日午後2時から20分間、万一の停電に備え全国民が参加する危機対応訓練を実施しました。
訓練では、全国7つの大都市の28の建物で、実際に電力供給が止まり、エレベーターに閉じ込められた乗客の救助訓練などが行われたほか、地下鉄や病院などで、停電時の非常対応訓練が行われました。