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李大統領が国民に謝罪 側近の相次ぐ不正疑惑で

Write: 2012-07-24 14:43:16

李明博(イ・ミョンバク)大統領は、実の兄で前国会議員の李相得(イ・サンドク)氏(76)ら側近が、違法な金を受け取ったことが次々と明るみに出たことについて、24日、国民に謝罪しました。
李明博大統領は24日午後2時に緊急会見を開き、「ここ最近、私の家族や周辺で良からぬ出来事が起き、国民の皆さんに心配をおかけした。とても残念な気持ちで、日々、悩み続けた。検察の捜査結果を待つべきではないかと考えたが、先に、国民の皆さんに私の率直な心境を伝えることが、今、私にできる最小限の道理だと判断した」と語りました。
李相得氏は、相互貯蓄銀行などから巨額の違法な金を受け取った政治資金法違反と斡旋収賄の疑いで、現職大統領の兄弟としては初めて検察に逮捕され、早ければ25日にも起訴されるものとみられています。
李明博大統領の国民への謝罪は、就任直後の2008年、アメリカ産牛肉の輸入再開をめぐる謝罪を含め、これが6回目です。
これについて、最大野党・民主統合党は、中身のない形式的なものだとして厳しく批判しました。
民主統合党の報道担当者は、24日、「最側近である崔時仲(チェ・シジュン)前放送通信委員長らの拘束の背景となった2007年の大統領選挙の選挙資金をめぐる告白もなければ、事実上、大統領府・青瓦台が主導した国務総理室による民間人違法査察についても、一切、謝罪していない」として失望感を表し、このふたつの疑惑をめぐる真相糾明に野党として全力を尽くすと強調しました。

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