今年4月から6月までの第2四半期の経済成長率が前の四半期に比べて半分以下に落ち込みました。
韓国の中央銀行に当る韓国銀行が26日にまとめたところによりますと、第2四半期の実質GDP=国内総生産は前の四半期に比べて0.4%の増加に止まりました。
これは、1月から3月までの第1四半期の成長率0.9%の半分にも及ばないものです。
これに伴い、上半期の成長率は2.6%となり、韓国銀行が予想していた2.7%を下回り、韓国銀行がこのほど大幅に下方修正して発表したことしの成長率見通しの3%を達成することは厳しい見通しとなりました。
経済成長が鈍化したのは、最近、民間消費の増加が鈍化したうえ、設備投資と輸出が減少に転じたためと分析されます。
民間消費は、乗用車などの耐久材や衣類、靴などの準耐久材が増え、0.5%増加しましたが、全体的な増加傾向は鈍化しています。
設備投資は機械類を中心に6.4%減少し、輸出は石油化学製品、鉄鋼を中心に0.6%、輸入は一般機械などを中心に1.7%減りました。