検察は30日、第1野党民主統合党の朴智元(パク・ジウォン)院内代表の逮捕令状の発行をソウル中央地方裁判所に請求しました。
検察は、朴智元院内代表が経営破たんした貯蓄銀行などから1億ウォン以上の不正資金を受け取った疑いがあるとして、27日まで3回に渡って大検察庁に出頭するよう要請しましたが、朴智元院内代表は応じませんでした。
国会議員の逮捕令状を発行する場合、裁判所は法務部に逮捕同意要求書を送り、法務部は閣議と大統領の裁可を経て、国会に提出することになります。
国会議長は逮捕同意要求書が届いたことを本会議で報告、その後、72時間以内に採決しなければならず、早ければ来月2日にも採決が行われる見通しで、その結果に関心が寄せられています。
逮捕同意案は在籍議員過半数以上の出席、出席議員過半数以上の賛成で可決されます。
検察は、すでに逮捕されたソロモン貯蓄銀行の会長らが、朴智元院内代表に数千万ウォンの金品を渡したとする供述をしたとしています。