年末の大統領選挙に向けた党内予備選挙のボイコットを宣言していた与党セヌリ党の候補3人が、予備選挙へ復帰することになりました。
セヌリ党の予備選挙に出馬している任太熙(イム・テヒ)前大統領室長、金台鎬(キム・テホ)議員、金文洙(キム・ムンス)京畿道知事の3人は先週末、4月の総選挙で比例代表候補を決める際に候補推薦委員に巨額の献金が渡されたとする疑惑と関連して、黄祐呂(ファン・ウヨ)代表の辞任を求め、辞任しなければ今後の予備選挙の日程をボイコットすると宣言していました。
セヌリ党は5日、予備選挙に出馬している候補5人と黄祐呂代表、金守漢(キム・スハン)予備選挙管理委員長による会議を開き、比例代表公認候補と関連した疑惑については真相調査委員会を発足させて調査を進め、不正が明らかになった場合は黄祐呂代表が辞任することで合意し、ボイコットを宣言した3人の候補は今後の予備選挙の日程に復帰することで一致しました。
これで党内予備選挙は日程どおり進められることになりましたが、真相調査委員会の調査結果によっては、党内で非朴槿惠(パク・クンヘ)系の陣営から朴槿惠元代表の候補辞退を求める声が出てくる可能性もあり、関心が寄せられています。