韓国電力は6日、電力警報の段階を一時「注意」に引き上げて発令しました。
電力警報は、正常、関心、注意、警戒、深刻の5段階に分けられています。
「注意」は予備電力が300万キロワット未満の状態が10分以上続く場合、または瞬間予備電力が250万キロワット以下に落ちた場合に発令されます。
韓国電力は10時17分に「関心」を発令しましたが、その後も電力需要が増え、午前11時5分には「注意」に引き上げました。
「注意」が発令されたのは、去年9月15日の大規模停電事態以来のことです。
一方、熱帯夜が続いている中で、5日深夜から6日未明にかけて、ソウル市内の複数のアパート団地では停電事故が相次ぎました。
ソウルでは先月27日から10日連続で熱帯夜となっていますが、オリンピックの主な競技の中継が深夜に集中していることもあって、深夜まで冷房やテレビなどの電気の需要が増え、アパート団地の変圧器に過剰な負荷がかかり停電になる事故が相次いだものです。