世界各国の拘置所などに収監されている韓国国民の数は正確には世界36の国と地域で1169人にのぼり、このうち中国に収監されている韓国人は346人であることが分かりました。
これは外交通商部の当局者が8日、明らかにしたものです。
先に国会で報告された収監者数より500人ほど少なくなった理由は、すでに解放された人数が反映されなかったためだとしています。
外交通商部は、中国の公安当局に拘束されて拷問を受けた後、解放された北韓人権運動家の金永煥(キム・ヨンファン)氏事件を機に、世界30あまりの国と地域の拘置所に収監されている韓国人全員に対する領事面談を行っています。
それによりますと、これまでに全体の15%にあたる14か国の175人に対して領事との面談が行われ、中国などに収監されている韓国人の一部が首を絞められるなどの暴力を受けたケースが確認されたとしています。
外交通商部は、できるだけ早期に世界各国に収監されている韓国人全員に対する領事面談を行い、どのような人権侵害があったのかについて調べるとしています。