韓国軍とアメリカ軍による合同軍事演習「乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン」が20日、始まりました。
この演習は、韓半島有事を想定して毎年行っているもので、今年は31日まで実施し、韓国軍およそ5万6000人とアメリカ軍3万人が参加します。
演習は、北韓による全面攻撃を想定して全軍の防御体制を確認するとともに、有事の際の韓米両軍の指揮系統の連携を高めることを目的としています。
北韓はこの演習について、「北韓を侵略するための演習だ」として反発しており、韓国軍は演習期間中、北韓の武力挑発に備えて、最前線の部隊を中心に警戒を強化しています。
韓国軍関係者によりますと、休戦ライン付近の部隊は、熱感知装備や対砲兵レーダー、無人偵察機などによる監視活動を強化しており、韓国駐留アメリカ軍は高高度偵察機U-2による偵察回数を増やしています。