与党の大統領候補に決まった朴槿恵（パク・グンヘ）氏は、21日に故李承晩（イ・スンマン）、朴正熙（パク・ジョンヒ）、金大中（キム・デジュン）、盧武鉉（ノ・ムヒョン）大統領の墓地を参拝したのに続いて、22日午前には金泳三（キム・ヨンサム）元大統領の私邸を訪れました。
朴槿恵候補はこの席で「韓国社会には葛藤が多く、国民が幸せになるには、統合が必要だと思う」として、金泳三元大統領の協力を要請しました。
これに対して、金泳三元大統領は「国は厳しい状況で、与党の大統領候補の役割が重要だ」とこたえました。
朴槿恵候補と金泳三元大統領が会ったのはほぼ4年ぶりで、これまで金泳三元大統領は朴槿恵候補に対して否定的な発言をしてきたことから、関心が寄せられました。
朴槿恵候補はまた午後には金大中元大統領夫人の李姫鎬（イ・ヒホ）女史を3年ぶりに訪ねました。
朴槿恵候補が与野党を問わずに大統領経験者やその遺族を訪ねているのは、朴槿恵候補が掲げている「国民大統合」を国民にアピールするためとみられます。