気象庁によりますと、大型で強い台風15号は、28日午後1時半現在、忠清南道瑞山(ソサン)市の西側およそ100キロの海上を1時間に52キロの速さで北北西へ進み、28日午後4時頃、北韓西部の黄海道に上陸するものとみられています。
このためソウル首都圏は昼すぎに暴風域から抜けましたが、ソウルや京畿道(キョンギド)、東部の江原道などではさらに30ミリから80ミリの雨が、また西海5島と、北韓西部の黄海道一帯では120ミリから250ミリのまとまった雨が降る見込みです。
中央災害安全対策本部によりますと、台風15号の影響で、全羅北道などで4人が死亡、全国71万2000世帯で停電が起きましたが、韓国電力が復旧に努めた結果、午前8時までに87%で電力供給が再開されました。
また、空の交通機関にも影響が出ています。
大韓航空はこの日正午過ぎまでに金浦、仁川発の関西空港行きや、羽田発金浦着の便など国際線合わせて41便と、国内線153便が欠航となった他、アシアナ航空も国際線32便と、国内線63便が欠航しました。