APEC＝アジア太平洋経済協力会議を終えて、李明博大統領は9日、デンマーク領のグリーンランドを訪れ、グリーンランド自治政府のクライスト首相と会談し、資源開発を協力して進める覚書などを締結しました。
会談では、クライスト首相がグリーンランドの環境保護と経済活性化について韓国の協力を求めたのに対して、李明博大統領は、韓国は経済発展の経験と多様な産業技術を持っており、グリーンランドの重要な協力パートナーになり得ると答えました。
韓国とグリーンランドは今回の会談で、資源協力の了解覚書、鉱物資源協力覚書をはじめ、地質研究協力覚書、極地科学技術協力覚書を締結しました。
グリーンランドは、石油と天然ガスの埋蔵量が合わせて500億バレル近くに上るほか、中国の40倍以上のレアアースが眠っていると推定されているなど、豊富な地下資源で知られています。
大統領府青瓦台では、今回の会談で韓国が北極圏の資源開発に参加する土台ができたとしています。