大型で非常に強い台風16号は17日、韓国南部の慶尚南道の海岸に上陸し、韓半島を北上しています。
台風が上陸した南海岸一帯では、慶尚南道通営市で最大瞬間風速39.4メートルを観測するなど、南部では風速30メートル以上の強い風が吹いているほか、南部と東部でところにより1時間に40ミリ以上の強い雨が降っています。
台風は時速30キロで北上しており、東部の江原道を通過して夜遅く韓半島東の東海に出るものと予測されています。
この台風の影響で、済州島と慶尚南道では住宅32棟が一部破壊または浸水し、5万世帯が一時停電となる被害が出ています。
また、国内線の航空便は全面欠航となっているほか、南部の小中高校は休校、ソウルでも授業を短縮する措置をとっています。