国連総会に出席するためニューヨークを訪れている金星煥(キム・ソンファン)外交通商部長官は、24日夜、中国の楊潔チ外相と会談し、「日本の歴史認識には問題がある」とする認識で一致しました。
会談で両外相は、韓日、日中の間で摩擦が起きている領有権問題や過去の歴史問題をめぐる対応策について意見を交わしました。
その結果、「北東アジアの秩序を守るためには関係国の正しい歴史認識が何よりも重要だ。国連の場で、正しい歴史を紹介する必要がある」として、日本が間違った歴史認識で挑発してきた場合、韓国と中国が共同で対応に乗り出すこともあり得るとの考えを示しました。
金星煥長官は、28日に行われる国連総会の基調演説で従軍慰安婦問題を含む過去の歴史問題に包括的に言及する方針ですが、基調演説の順番は、日本が最も早く、次いで中国、韓国の順となっていて、日本の野田首相の演説内容を踏まえた上で、具体的な内容を最終的に決めることにしています。