来月1日の国軍の日を前に、李明博(イ・ミョンバク)大統領は26日、忠清南道(チュンチョンナムド)の陸海空軍の統合基地で開かれた記念式典で演説し、韓国軍は北東アジアにおける安全保障の変化に対応して国防改革を引き続き推進し、効率の良い軍隊に生まれ変わるべきだと強調しました。
この中で李大統領は、「北東アジアは21世紀の政治や経済の中心として浮上している一方、歴史認識や領有権問題をめぐって政治的な葛藤と軍事的な緊張が増幅している。また、北韓は核とミサイルの開発をあきらめておらず、北東アジアには発展のチャンスと平和へのチャレンジが並存している」と述べました。
そのうえで、「韓半島有事の際の戦時作戦権が2015年にアメリカ軍司令部から韓国軍に返還されるのに備え、韓国軍の防衛能力を高めるとともに、先端技術と通常兵器による戦争が混在する現状に対応して効率の良い軍隊に生まれ変わるべきだ」と強調しました。
李大統領はさらに兵役の義務がない海外での永住権や市民権を持った1000人を超える韓国の若者が自ら入隊していることに触れ、「韓国の明るい未来を確信している」と述べました。