韓半島全域を監視できる空中早期警戒管制機、通称ピースアイ4号機がアメリカのボーイング社から韓国の空軍に引き渡され、韓国の空中警戒システムがすべて完成しました。
ピースアイは、ボーイング737型機に多機能レーダーを搭載した航空機で、防衛事業庁が2006年から進めてきた空中警戒システムの整備事業の一環として、去年9月に1号機が韓国軍に引き渡されていました。
このピースアイが4号機まですべて揃ったことで、韓半島全域で敵の航空機の監視や追跡ができる空中警戒システムが完成したことになります。
防衛事業庁は、24日、「今後は1000あまりの飛行物体を同時に探知でき、韓半島全域の空中及び海上での監視が可能となった。また山岳地帯を低く飛行して侵入する飛行機も捕捉することができるようになった」と説明しています。